ゲレーロとは大違い 燕入りアルメンゴはお買い得な優等生

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 ヤクルトが15日、前中日のアルメンゴ(31)の獲得を発表した。来日2年目の左腕投手。今季は18試合に登板して6勝4敗、防御率2.30とそれなりに働いた。

 ん、アルメンゴ? と首をかしげるファンがいるかもしれないが、中日での登録名はジョーダン。ヤクルトでは母方の姓である「アルメンゴ」でプレーすることになったからピンとこないものの、「先発も中継ぎも両方できる。複数の役割を担えるのは助かる」と奥村国際担当部長が言うように、使い勝手の良さとMAX150キロの球威には定評があった。

「来日1年目の16年は22試合に登板して6勝6敗で防御率4.24。制球が甘く、121イニングで12発を浴びるなど被本塁打率も高かった。2年目の今季は、防御率が大幅に改善され、打たれた本塁打も74イニング3分の1で2本。日本の野球に順応した証拠で、この手のタイプは3年目に飛躍が期待できる。日本人若手選手を積極的に食事に誘うなど、性格面もいいと聞いていますから、ヤクルトはいい買い物をしたかもしれません」(他球団スコアラー)

 1年契約で年俸は7300万円。同僚だったゲレーロは同じ日、巨人と2年8億円で合意した。こちらは、性格的にも技術的にもさまざまな問題が指摘されているから、来年のシーズンが終わってみれば、得したのはヤクルトということになっているかもしれない。

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