西武から野上獲得の巨人 メジャー挑戦の涌井も密かに狙う
今季Bクラス4位に沈んだ巨人の補強に「隠し玉」がいるとの話がある。
FAで西武から3年総額4億5000万円で野上亮磨(30)を獲得。今季中日に在籍し、セ・リーグ本塁打王を獲得したゲレーロの獲得も秒読みに入っている。
FA補強はあと1人の獲得が可能。現在、宣言をしていて行き先が決まっていないのは、日本ハムの大野とソフトバンクの鶴岡の捕手2人だが、それぞれ中日と日本ハム入りが濃厚となっている。巨人が動こうにも、市場に「タマ」がいない。FA補強はこれにて打ち止めか。「いや、メジャー志望組を注視していますよ」と、さる球界関係者がこう続けるのだ。
「平野、涌井の2人が海外FA権、牧田がポスティングを利用してメジャー挑戦を表明している。もともと本命だった牧田は取得した国内FA権を行使しなかったため、このオフは手を出せない。そこで巨人の補強リストに涌井の名前が浮上しているんです。平野より涌井の方が、メジャーとの交渉が不調に終わる可能性があると踏んでいる。とはいえ、涌井は2年前の最多勝投手。故障が少ない頑健さや、西武時代に30セーブを挙げるなどリリーフ歴もあって使い勝手がいい。巨人は今、コンプライアンス重視。涌井はかつて女性問題で騒がれたこともあったが、独身時代の話。モデルの押切もえと結婚してからは、すっかり落ち着いたともっぱらです。まずはメジャー挑戦の意向を尊重しながら、もしマイナー契約などだった場合は、手を挙げるとみられています」