日ハム清宮に焦りか 自主トレ初日から9時間練習の異例
「いつもこれくらい打っていますから」
9日に二軍施設(鎌ケ谷)でスタートした日本ハムの新人合同自主トレ。ドラフト1位の清宮幸太郎(18=早実)は、いきなり初日から昼食を挟んで9時間、精力的に汗を流し、最後にサラリとこう言った。
全体練習は前日の降雨もあり、室内で行われた。栗山監督ら一、二軍の首脳陣が見守る中、ランニングやキャッチボール、ティー打撃、ゴロ捕。昼食後にはトレーニングについての座学を受けたが、清宮の一日はまだ終わらなかった。
その後、同じ高卒出身のドラフト4位・難波侑平(18=創志学園)をSNSのラインで自主練に誘い、全体練習では使えなかったグラウンドへ移動。高校時代から好んで練習していたロングティーでは89スイング中6本の柵越えを放つと、今度は室内練習場に移動。夕食開始時間の18時前まで、みっちりバットを振り込んだ。新人選手の初日としては異例の長時間練習である。
■「バットを振る力はもっとある」
この日は、一、二軍の監督、コーチによるスタッフ会議が行われた。キャンプの一、二軍の振り分けについても話し合われたが、栗山監督は清宮に関して「一軍に行ける可能性はある」と話しただけで明言を避けた。