平昌五輪ジャンプ 高梨沙羅は“重圧少なめ”でメダル好機
全日本スキー連盟は11日、平昌五輪のスキージャンプなどの代表内定選手を発表。ジャンプ男子は45歳の葛西紀明が史上最多となる8大会連続の選出となったが、今季は不振(最高10位)だけに個人でのメダル争いは厳しいだろう。
前回は金メダル候補の大本命でまさかの4位に終わった女子の高梨沙羅(21=写真)は、「この4年間はソチの悔しい思いをバネに練習に励んできた。平昌五輪では金メダルを取って支えてくれる人たちに恩返しをしたい」と言った。
今季はここまで4戦して3位が2度。ジャンプの男女を通じて歴代最多の54勝まであと1勝というところで足踏みが続いている。前回は「金メダル確実」と言われた絶対女王も、今回は全4戦で1、2位を独占しているアルトハウス(ドイツ)とルンビ(ノルウェー)の陰に隠れているが、五輪とW杯はまったく違う。
前回とは逆の「まさか……」の可能性は大いにありそうだ。