やくみつる氏も指摘…貴乃花親方は「虚言癖」の持ち主か

公開日: 更新日:

 しかし、事実はまったく異なる。貴乃花親方に対して再三、貴ノ岩休場の診断書を提出するように要求していたのは他ならぬ執行部側だ。了承するはずがないと複数の幹部が否定している。「マスコミが張り付いていて具合の悪い貴ノ岩を部屋の外に出せない」という貴乃花親方に、八角理事長が「そんなに具合が悪いなら救急車を呼んででも病院に連れて行くべき」と言ったのは事実だが、これはあくまで貴ノ岩が聴取に応じず、診断書も出さないことから生じたやりとり。聴取に応じられないほど具合が悪いなら病院に入院させるのが筋だし、そうすれば診断書も出せるだろうというのが執行部側の言い分だ。文書はあまりにも自分に都合の良い解釈をしているうえ、明らかに事実をねじ曲げている。評議員会で八角理事長が否定したのは当然だし、それでひるむ大嶽親方も大嶽親方だ。

 貴乃花親方の文書に関していえば、そもそも大きな事実誤認がある。一部メディアは「協会執行部にとって都合の悪いことが書かれているから回収された」と報じている。「全容判明」などと鬼の首を取ったかのように騒いでいるものの、真相はまったく逆。文書の回収は、あくまでも貴乃花親方側の要望だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース