急成長で菅野組を卒業 巨人・田口麗斗は“裏エース”も襲名

公開日: 更新日:

 巨人の斎藤投手総合コーチに、先発ローテーションを確約されている田口麗斗(22)が、米ハワイで「弟子」を従え、自主トレを行っている。

 これまでは菅野、西村、山口鉄らの先輩たちとやっていたが、「ずっと付いていくだけじゃダメ」と同じハワイで巨人の投手6人で行っている「菅野組」を卒業。接点はなかったものの、2学年下のロッテ・成田翔(19)に弟子入りを志願されて快諾した。田口は身長171センチ。170センチの成田とは小柄で高卒左腕という共通点がある。田口は3年目で10勝(10敗)をマークして開花。昨季は13勝(4敗)と飛躍し、他球団の若手に頼られる存在になってきた。

 巨人の開幕投手は菅野で決定済みだが、昨季までダブルエースだったマイコラスがメジャーへ流出した穴を埋めるべく、裏ローテのカードのアタマを任されることが濃厚だ。たとえ「裏」でも、投げ合う相手がエース格になるため、本来、勝ち星を稼ぐのは難しい。

■厳しい場面でも実力発揮

 実は昨季途中から“予行演習”を行っていた。6月後半に初めてカードのアタマを任されると、以降の11試合に登板して6勝無敗。無類の強さを発揮しているのだ。さるチーム関係者がこう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…