清宮の出場機会にも影響 日ハム中田翔「右肩炎症」の波紋
が、周囲には今回の右肩の炎症に関して「疲れも影響している」と漏らしているという。今回のダメージがどれほどのものかはともかく、この時期に右肩に炎症が生じたということは、シーズンへの影響もゼロではないはずだ。
中田は昨年のキャンプ中、新人年に骨折した左手首を負傷。WBCには出場したものの、開幕直後には右足筋挫傷で二軍落ちの憂き目に遭い、打率・216、16本塁打、67打点と低調な成績に終わった。疲労が蓄積すると足腰に痛みが出ることもあるというから、今回の「ノースロー調整」はこのままでは大ケガにつながりかねないと、首脳陣がストップをかけたのだろう。
■「三塁や外野は難しい」
問題になるのは中田が今後、守るであろうポジションだ。栗山監督はキャンプ前、「三塁をやる可能性もあるし、外野だってある」と、本職の一塁だけでなく、複数ポジションに挑戦させる意向を示していた。だが、右肩不安を抱えるうえ、他の古傷にも気を配らなければならない。中田は左翼の経験があるとはいえ、右肩に配慮すれば一塁よりも送球距離が長く、動きも違う三塁や外野を守るのは容易ではないだろう。