女子フィギュア宮原のメダルに“反露”韓国ファンが後押し
初出場で表彰台を狙う宮原知子(19)が8日、会場の江陵アリーナで公式練習に臨み、「氷はすごく滑りやすい。スケーティングもジャンプもいい感じになりそう」と手応えを口にした。
オリンピックマークを見てテンションが高まったそうで、「会場全体から五輪の雰囲気を感じてワクワクする」と話す宮原を本番では「会場の雰囲気」が後押ししそうだ。
韓国のファンの間では、ロシア勢への不信感が根強く、メダル候補の宮原を推す地元ファンが少なくないからだ。
韓国のファンによる対ロ感情が悪化したのは14年ソチ五輪。フリーでキム・ヨナ(韓国)が完璧な演技を披露しながらも、採点が伸びず銀メダル。地元ロシアのソトニコワはコンビネーションジャンプの着氷に失敗したにもかかわらず、キムに5・48点差を付けて金メダルを獲得した。審判団には、98年長野五輪でスコア改ざんによる処分を受けたウクライナ人や、ロシアフィギュアスケート協会会長夫人らが加わっていたこともあり、当時、韓国のファンの間からは批判が続出した。ジャッジの不正の真偽はともかく、韓国のファンの間では依然として「反ロ感情」が渦巻いているのだ。