アリゾナでどう指導? 日ハム栗山監督に聞いた清宮の現在
自主トレ中に痛めた右手親指の回復が停滞したことで、キャンプでは守備走塁の基本をたたき込んだ。
清宮はバットが振れない日々が続く中で「本当なら打撃をやっていないといけないが、新鮮というか、プロのコーチに教わることだけでも今までとすごく違う。いろんなことを吸収したい」と前向きな発言をしていたものの、バットを振れないストレスは少なからずたまっていたのではないか。
「見ててストレスがたまっているなと思ったら、いろいろ話はしてきた。『いつでもバットを振れるから心配するな』『こういう環境に慣れることだけでも成長だよ』と。自分が得意なものでストレスを発散するということもあるんだけど、得意じゃないものをやり続けることも大事。あの状況だったら、それが彼にとって一番プラスになると思った。だから本人にはずっと話をしてきたし、本人も理解していると思う」
■「まずは野球をしっかりと」
守備走塁の基本に取り組む中、スローイングを含めて成長の兆しは見える。このまま順調に成長したとして、どんな起用イメージを持っているのか。何番を打たせたいと思っているのか。