WADAの露骨なロシアいじめ ザギトワの調整中に尿検査課す
日本勢には追い風か。21日に始まった女子フィギュアスケートでロシア勢への露骨な妨害が行われているというのだ。
ロシアメディアが20日までに報じたところによれば、同国の新鋭で金メダル候補のアリーナ・ザギトワ(15)が、現地での調整中にドーピング検査を課されたという。
報道では、19日の公式練習中にWADA(世界反ドーピング機関)の検査官が、ザギトワに血液と尿の採取を要求。練習を中断して検査に協力したザギトワは、リンクに戻らず、選手村に引き揚げた。美少女スケーターは突然のことに動揺したのか、排尿はできなかったそうで、今後もWADAによる執拗な検査は続くとみられる。
WADAには大会期間中、競技場外での検査も認められている。検査官は、当該選手の所在を確認するためにも、あえて早朝や深夜に選手村を訪ね、選手の部屋をノックすることもある。フィギュアの滑走開始は現地時間午前10時。早朝ならともかく、深夜の訪問は翌日の本番に備えて早めに就寝したロシア勢のコンディションに影響しかねない。
ザギトワとのメダル争いが予想されるエフゲニア・メドべージェワ(18)も含めて、フリーが行われる23日早朝までWADAの嫌がらせは続くだろう。ロシア勢のパフォーマンスが低下すれば、宮原知子(19)、坂本花織(17)の日本勢にもわずかながら表彰台の目が出てきそうだが。