フィギュア宮原悩む回転不足 ジャッジ厳格化を指摘する声
団体戦が終わり、個人戦が控えるフィギュアスケート。団体戦で各選手の課題が露呈する中、最も“重症”なのが、11日に団体戦の女子ショートプログラム(SP)に出場した宮原知子(19)だ。
ミスなく滑り終えて笑顔でガッツポーズ。初の五輪で堂々の演技を見せた……はずだった。しかし、結果は68.95点の4位。自己ベストに5.69点及ばないまさかの得点に笑顔が凍りついた。
原因はジュニア時代から課題だった回転不足。冒頭のコンビジャンプで2つの回転不足を取られた。4分の1以上2分の1未満の回転不足を「アンダーローテーション」といい、宮原はこれが鬼門。2013年の世界ジュニアで計9度の回転不足を取られてから課題克服に取り組んできたが、昨年末の全日本で2度、先月の4大陸でも3度の回転不足を取られている。
「自分では大丈夫だと思った」
試合後、宮原はこう話したが、五輪だからとりわけシビアに判定されるというわけではない。トリノ五輪4位の村主章枝氏は言う。
■「焦ったときに回転不足に」