侍J初の中日・田島 東京五輪“変則投手枠”に早くも名乗り
中日の守護神・田島慎二(28)が20日、3月3、4日にオーストラリア代表と対戦する侍ジャパンのメンバーに選出された。
日の丸は人生初だそうで、「夢見ていた。いつかは選ばれたいと思っていた」とうれしそう。同じ抑えにはDeNAの山崎康晃(25)がいるが、「(自分は)下っ端の下っ端の下っ端。レベルの高い選手たちから一つでも吸収してチームに戻ってきたい」と喜んだ。
これまでのWBCでは、国際大会で有効といわれる横手投げや下手投げの変則投手がメンバーに入っている。昨年のWBCでは牧田、秋吉。かつてはサブマリンの渡辺が活躍した。
「その牧田は、パドレスへ移籍。メジャーリーガーの五輪参加は、まずない。今回は秋吉も選ばれていない。同じく初選出の楽天・高梨が左のサイドスローでさらに変則。初めて選ばれたこの2人が、侍ジャパン定着を狙って火花を散らすことになりそうです」(球界関係者)
場所はナゴヤドーム。田島は「生まれ育った場所で(代表の)ユニホームが着られる。投げさせてもらいたい」と意気込んだ。2年後の東京五輪へ、抑えうんぬんより、「変則投手枠」をガッチリ確保したいところだ。