日本フィギュアと何が違う ロシアとの厚すぎる6.98点の壁
ロシアの底力を見せつけられた。
21日、女子フィギュアのショートプログラム(SP)でザギトワ(15)とメドべージェワ(18)のOAR(ロシア)の2人がトップ2を独占。スコアは共に80点超で、パーソナルベスト(PB)を更新した。
メドベージェワはこのSPで自身が持つ世界最高得点(81.06点)を塗り替えたが、その20分後に滑ったザギトワがさらにそれを上回り(82.92点)、会場をどよめかせた。
日本勢だってミスが出たわけではない。4位につけた宮原知子(19=75.94点)は、団体SPで取られた回転不足を今回の個人戦までに短期間で修正。一度も回転不足を取られない会心の演技を見せた。5位の坂本花織(17=73.18点)は、すべてのジャンプを後半に集めるタフな構成にもかかわらず全部成功。こちらもほぼ完璧だったが、それでも宮原はザギトワに6.98点差、坂本は9.74点も離されたのだ。
■超異例プログラムと徹底したエリート教育
スポーツジャーナリストの梅田香子はこう言う。