女子フィギュア金銀独占 ロシアコーチ「鉄の女」の素顔

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 一方でカリスマ性は強く、ザギトワは12歳のとき、エテリ氏のもとを訪ね、弟子入りを直訴した。

 エテリ氏自身は選手として大成しなかった。シングルの選手だったが、背中を痛めてアイスダンスに転向。それでも目立った成績を収められず、引退後に18歳から住んでいたアメリカでコーチになった。シングルマザーで、聴覚障害を持つ娘、ダイアナ・デービスもロシアのアイスダンス選手。エテリ氏が教えている。

 昨年はロシアスポーツ省の「コーチ・オブ・ザ・イヤー」を受賞。平昌では名将の名をほしいままにした。今回、ロシアは選手への報奨金を金5万7000ユーロ(約741万円)、銀3万6000ユーロ(約468万円)に設定しているが、コーチやトレーナーなどスタッフにも別にボーナスが支払われる。振り付けや選曲にも携わるエテリ氏の懐はずいぶんと潤いそうだ。

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