投打とも精彩欠き エンゼルス大谷の疲労蓄積を懸念する声
「ベーブ・ルース以来の二刀流」との触れ込みで渡米したエンゼルスの大谷翔平(23)が、投打とも苦労している。
投げては滑りやすいメジャー公認球がいまだ手につかず、ボールがすっぽ抜けたり、逆に引っ掛かってワンバウンドしたり。打っては14日(日本時間15日)のインディアンス戦で2打数無安打1死球。動く速球で執拗に内角を攻められ、打率は1割ちょうどまで落ち込んだ。
まだ、オープン戦。本人も言うように「結果より内容」が重要だ。結果を出すのは、あくまで開幕後で構わない。問題はコンディションだ。メジャーのキャンプやオープン戦はほとんど休みなし。オープン戦が終わっても、移動日が1日あるだけで開幕に突入する。新たな環境やスケジュールに慣れるだけでもしんどいうえ、大谷は二刀流だ。
例えばこの日は、午前中にキャンプ地で投げ込みをした後、車で1時間かけて移動。野手として試合に出場した。
「疲労は相当、たまっているでしょう」と、在米スポーツライターのイチロー桜木氏がこう言った。