中央学院・相馬監督に聞く 注目“二刀流”大谷拓海獲得秘話
「そうですね。だから慣れるために『量』はやる。捕る量、打つ量です」
――1日1000スイングなどのノルマは?
「それはありません。個人のモチベーション次第で、量は自分で決めてやります。(ノックなどは)捕れば捕るほどうまくなるし、うまくなれば楽しくなる。何かを考える前に、基礎的な練習をやって技術の基盤ができれば、考え方もしっかりする。これはつながっているので大切にしています」
――コーチが4人いる。
「選手たちの可能性を引き伸ばすためにはどうすればいいか。いつもスタッフと話し合っています。個人のスキルアップより、チームとして1つのアウトを取るためにどうすればいいか。1点を取るためにどうすればいいか。データも使いながらやってきた結果が甲子園につながったと思います」
――今回の初出場は大谷らのスカウティングの功績もありますか?
「そんなことはありません。コーチが(中学生の試合を)見に行ったりはしますが、まずはウチが選手を預けたくなるような環境なのか、考え方も含め、そういうところを大事にしたいので」