中央学院・相馬監督に聞く 注目“二刀流”大谷拓海獲得秘話
――そうは言っても大谷だけは中学時代、「一線級」だったわけで、争奪戦になったのでは? 入学の経緯は?
「なぜ来てくれたかは分かりません。ただ、伸びそうだな、というのはありました。基本的には『中央学院でやりたい』という子を優先して預かっています。他で争奪戦になるような子はウチにはいません。もしそうなら『そっちに行けば』と言います。大谷にはその場で入学を決めてもらいました」
■「いい選手はどんな環境でも良くなる」
――勧誘に行って、その場で入学の意思を?
「はい。迷いはあったでしょうけど、(育てられる)自信はあったので、それを本人に伝えたら来てくれました」
――大谷は高校で成長して脚光を浴びたと。
「いや、もともといい選手は、何をやったって、どんな環境だって良くなるんです。大谷はそういう能力のある選手。どこに行っていても台頭していると思います。もう少し下手な選手だったら違ってきますけど」
――野球部員は寮生活?