負担増は必至 米球界も気を揉む楽天・則本の150球スタート
開幕戦から球数は150球に達した。
30日のロッテ戦に先発した楽天のエース則本昂大(27)にとって、これが6年目で自己最多の球数。7回9安打1失点の粘投にも白星はつかず、試合後はさすがに疲労困憊の体だった。
米球界にも注目されている則本に対して、メジャーのスカウトが抱く懸念のひとつがこれだ。4年連続でリーグの奪三振王に輝く則本はいきおい、球数も増える。プロ2年目の2014年からは3年連続でパの最多投球回を記録し、年間の総球数もすべて3000球超えのトップだった。
「昨年は投球回数で西武の菊池、球数で同僚の岸にトップを譲った。イニング数はともかく、球数トップなんてもちろん本人は狙っているはずもないが、首脳陣は絶大な信頼を置いているし、本人も完投を望むタイプ。昨年は8完投でリーグ1位だった。今季は5年連続奪三振王がかかり、達成すれば21世紀初の快挙。チームは8月まで首位に立ちながら3位に転落した昨季のリベンジに燃えているし、1月に亡くなった星野副会長に優勝を捧げると団結している。則本の負担が増す条件がいろいろあるだけに、球数も増えるはずです」(マスコミ関係者)
メジャーのスカウトは気が気じゃない。