広島打線が振り遅れ 阪神・高橋遙人“135km直球”の秘密
「球持ちが良く、腕もしっかり振れている。テレビでは、ややインステップで投げているように見えた。かなり切れがあり、打者からすれば伸びを感じるボールです。最近の投手は下半身がふらついたり、左腕なら右足が突っ張るから投手ゴロが捕れず中前打になってしまう。高橋は投球後も下半身が安定しているので、初回の田中のゴロも難なく処理できた。制球も良く、投げるテンポもいい。最大の武器は切れのいい真っすぐ。次にスライダーでしょう。この先、疲れから球威が落ちると打ち込まれるかもしれない。シンカー系の球も習得するべきです」
八回以降も続投させたかった金本監督に対し、投手コーチは左肩(筋力など)に不安があるためストップをかけたという。藤浪に復活の兆しが見えないチームに、期待を抱かせる左腕が出てきた。