高卒新人新記録の日ハム清宮 他球団が球場外でも“丸裸”に
■ライバル球団は熱心に“逆取材”
情報収集は技術面に限らない。
清宮が二軍戦に出場した4月のある日、ライバル球団の編成担当が旧知のマスコミ関係者を見つけると、「常に注目されて、プレッシャーを感じたりしている? チームメートとはうまくやってる? ちゃんと挨拶とかできる子なの?」などと、熱心に“逆取材”するシーンがあった。
確かに、性格や人間関係の部分は、選手の資質を見極める上で大事な要素ではある。
ただ、あくまで清宮は新人であり、一軍では何の実績もない選手だ。まずはお手並み拝見と力でねじ伏せてもいいところだが、グラウンド外まで調べるということは、それだけ清宮を警戒している証しだろう。実際に前出の編成担当は「これだけ注目度が高い清宮が打つと、チームを勢いづかせてしまう」と話す。
今後、一軍で試合に出続ければ、ますます研究される。警戒網をかいくぐりながら、どこまで結果を残せるか。