サイレント・トリートメントはよせ メジャーの猿真似だ
「ここは日本だからね! なんでもかんでもアメリカの猿真似するなと言いたいね! サムライなんだから、全員が正座して三顧の礼で迎えるとか、日本独自のやり方を工夫しなさいよ。そんなにアメリカがいいかね! 自分の庭で横文字の遊びをさせて喜ぶ親がどこにいる! 私なんかね、床屋で髪の毛洗うときに、やたら話しかけるのは客の気分をこわすことがあり、特に『かゆい所ございませんか?』を『濃ゆい所ございませんか?』と聞き違えたオヤジが腹立てて散髪代を踏み倒すのを防止するために、理容業界で、静かにリンスをすること。最初にアメリカで考案されたが、何でもアメリカの真似をしたがる日本でも急速に広まっている理容業界における流行かと思いましたよ。サイレント・トリートメント? 喝~~~~!」
とか、(そこまで凝ったディテールでコメントできる脳みそではなかろうが)吐き散らして炎上し、とうとう「現代用語のクソ知識」のサ行に載ったり、暮れの流行語大賞に選ばれたり、それを「なんでも鬼畜米英の猿真似をしたがる反日どもを一掃せよ!」とヘイトどもがわめき散らしたりする材料にされると思うと、つくづく日本のプロ野球選手の軽挙妄動が及ぼす影響を憂慮する毎日であったり……。
するかよバカ。