暇さえあれば素振り…中日・松坂は打撃のことで頭が一杯?
13日の巨人戦(東京ドーム)での登板が予定されている松坂大輔(37)。東京ドームは西武時代の1999年にプロ初登板初勝利の衝撃デビューを飾った場所で、2009年のWBC以来9年ぶりのマウンドとなる。登板前々日の11日には、この思い出のマウンドの感触を念入りに確認し、「どんなもんかなと、(マウンドからの)見え方を確認した。昔に比べると少し硬くなっているかもしれない」と話した。
その松坂は、投手練習が終わってもベンチ裏に引き揚げず、外野でフリー打撃の打球を追った。「早く上がれと言っているのに、いつもああやって最後までグラウンドにいる」と話すのは、西武時代からの「兄貴分」である中日の友利国際渉外担当だ。
「あいつが1日24時間、考えているのは野球と家族のことだけ。野球のことといっても投球のことだけじゃなくて、暇さえあれば(ミラールームやベンチの)裏でずっと素振りしている。投手としての練習以外のときはほとんど。しかも、いろんな選手のバットを集めているんだよ。オレにも『福留(孝介)さんからバットをもらってきてください』って頼んできたりする。ピッチング以上にバッティングが大好き。早くヒットが打ちたくてしょうがないみたい」