11Kに隠されたアキレス腱 大谷の“160km棒球”が狙われる

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 プロ野球の野手は「軽打」だったかもしれないが、いまの相手はメジャーリーガーだ。

■160キロは見せ球、勝負球は変化球

 この日のツインズ戦は変化球に比べて、ストレートの制球がいまひとつだった。高めに抜けたりワンバウンドしたりもした。ストレートが暴れ、結果として見せ球になっていたからこそ大ケガにつながらなかったが、さるネット裏のスカウトによれば「データ分析を進めている各球団はすでに特徴のない大谷のストレートを狙い始めている」そうだ。

 実際、ツインズ打線に許した3安打のうち、2本はストレートをはじき返されたもの。160キロを見せ球として使っているうちはいいが、勝負球にするようだと危ない。

 何しろメジャーの野手のパワーはケタ違い。バットの芯を外しても軽々とスタンドに運ぶ打者がゴロゴロいる。空振りを取りづらいストレートが、少しでも甘いコースに入れば致命傷になりかねない。

 スプリットとカーブに加え、ここ2試合はスライダーの制球も安定している。大きく滑りやすいメジャー公認球がようやく手の内に入ってきただけに、今後も変化球で勝負すべきだ。

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