ウルグアイFWスアレスはシュートの引き出しの多さが真骨頂
W杯優勝経験国ではあるが、1930年の第1回大会と50年の第4回大会でのこと。南米予選で姿を消すこともあり、10年南ア大会のベスト8入りは70年大会以来、実に40年ぶりの快挙だった。現代表には、スアレスとパリSG所属FWカバーニの強力2トップが健在ということもあり、国内は「悲願の決勝進出」で大盛り上がり。しかし、人口350万人の小国ゆえに選手層の薄さは、それこそ建国以来の大きなハンディとなっている。
それでも現代表は「主力と控えとのレベル差」が小さいと言われており、ラコルーニャ19歳MFバルベルデ、ユベントス20歳MFベンタンクール、サンプドリア22歳MFトレイラ、アトレティコ・マドリード23歳DFヒメネスと若手の台頭も目覚ましい。それでもロシアW杯でドイツやブラジル、フランスやスペインといった優勝候補に交じり、上位に食い込むのは容易ではない。