著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

ウルグアイFWスアレスはシュートの引き出しの多さが真骨頂

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 W杯優勝経験国ではあるが、1930年の第1回大会と50年の第4回大会でのこと。南米予選で姿を消すこともあり、10年南ア大会のベスト8入りは70年大会以来、実に40年ぶりの快挙だった。現代表には、スアレスとパリSG所属FWカバーニの強力2トップが健在ということもあり、国内は「悲願の決勝進出」で大盛り上がり。しかし、人口350万人の小国ゆえに選手層の薄さは、それこそ建国以来の大きなハンディとなっている。

 それでも現代表は「主力と控えとのレベル差」が小さいと言われており、ラコルーニャ19歳MFバルベルデ、ユベントス20歳MFベンタンクール、サンプドリア22歳MFトレイラ、アトレティコ・マドリード23歳DFヒメネスと若手の台頭も目覚ましい。それでもロシアW杯でドイツやブラジル、フランスやスペインといった優勝候補に交じり、上位に食い込むのは容易ではない。

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