大谷は語学も“二刀流” LA近郊ヒスパニック系ファン横取り

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 大谷がスペイン語を使ってナインと良好な関係を築くことで、副産物も生まれた。ロサンゼルス近郊のヒスパニック系住民の支持を集めているのだ。

 今季は大雪などの悪天候の影響もあって開幕から観客動員に苦戦するチームが多い中、エンゼルスは好調だ。今季、本拠地エンゼルスタジアムでの1試合平均観客動員数は3万7426人。前年同期の3万6036人から1400人近く増えているのだ。これは二刀流として注目を集めているのはもちろん、大谷がヒスパニック系住民から親しみを持たれていることも集客増につながっているとの見方がある。

 マリナーズ時代のイチローはスペイン語でナインとコミュニケーションを図ろうとする姿勢がシアトルのヒスパニック系住民のハートを掴んだ。

 同じロサンゼルスを本拠地にするドジャースのファンはヒスパニック系住民が大半を占める。今季のドジャースの1試合平均入場者数は4万6181人で、昨年の4万6492人をわずかながら下回っている。大谷は西の老舗球団からファンを横取りしたか。

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