大関昇進・栃ノ心の異名“ニンゲンキジュ~キ”が分からん?
日大アメフト? そりゃつるし上げだ!
吊り上げ! だから得意技が「吊り出し」だったんだ。栃ノ心は吊り出しが得意だから現代の人間起重機と言いたかったんだよ尾車親方は! どうしてこんなにたくさん説明しなきゃ分かんねんだ! オレは通訳か?
「柏戸は前袋つかんで電車道」つっても分からんだろ。「もぐりの岩風」つっても分からんだろ。モグリじゃねえまっとうな力士だったンダ。「人間カマキリ琴ケ浜」シザーハンズじゃねえぞ、内掛けが得意の力士がいたんだ。尾車だって「元祖がぶりの琴風」だったんだぞ。がぶりって噛みつくのが得意だったの? ってそりゃプロレスのブラッシーだ。糸切り歯ヤスリで研いでたんだ。イトキリバってナニ? もういいオレに聞くな独り言だほっとけ! みんな人間離れしてたんだ。
「人間発電所」つったってケツにコンセント差し込みゃ電気がつくわけじゃねえぞ。「人間風車」つったって背中で風車が回ってたわけじゃねえぞ。「人間核弾頭」なんざ核廃絶の時代にゃありえねえような名だ。ふん、「猫だまし白鵬」なんざ、かぁいらしいほうだぜま~ったく!