古巣相手に自己最多5勝目 西武榎田「トレードで良かった」
西武・榎田大樹(31)が3日の阪神戦で自己最多の5勝目を挙げた。古巣を相手に7回5安打3失点。試合後、「(元気な姿を)阪神ファンの皆さんにも見てもらえたらと思っていた。良かったです」と笑った。開幕直前の3月14日に岡本洋介(32)とのトレードで阪神から西武へ移籍。過去3年間でわずか1勝と振るわなかった左腕が、水を得た魚のように躍動している。好調の要因や古巣への思いを聞いた。
■周囲は「チャンスだぞ」と
――好調の要因は?
「(味方)打者が打ってくれていますし、去年からフォームを少し変えたこともあると思います。より打者の近くでボールを離すというか、体を開かないように軸足に意識を置いて投げられている。まあ一番は、ボクのことを相手チームが知らないことが大きいんじゃないですか」
――開幕直前のまさかの緊急トレードだった。
「だいたいトレードは急なものだと思いますんで(笑い)。チームが変わる不安はありましたが、周囲の方から『チャンスだぞ』と言われて、自分自身もそう思ってやらないといけないなと」