防御率7点台の低空飛行 楽天守護神・松井裕に休養のススメ

公開日: 更新日:

 絶対的守護神の面影はどこへやら、楽天松井裕樹(22)の調子が一向に上がらない。今季は7試合で2敗1セーブ。防御率は7.71と、低空飛行を続けている。

 松井は高卒2年目の2015年、先発から抑えに配置転換されると、昨季までの3年間で3年連続30セーブをマーク。毎年50試合以上投げている。

 それがいまや代名詞のスライダーにもキレがなく、今季は登板した7試合中5試合で失点している。もともと制球に難がある投手とはいえ、この結果はただ事ではない。

 評論家の高橋善正氏は「それだけ抑えは過酷な職業なんです」と、こう続ける。

「毎回、試合のラストに登場し、勝敗を背負うプレッシャーは、他の投手の比ではない。先発なら1イニング打たれても立て直すことは可能だが、抑えは1イニングに全てを懸けている。いくら松井が若くても、3年も務めれば精神的な疲労が体をむしばんでいるはずです。表面上はそう見えずとも、体の芯の部分に疲労が残っているからボールにキレがない。中日の岩瀬のように、10年も抑えを出来る選手の方が例外なんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…