早くも自力V消滅 楽天“空中分解”の原因は星野副会長離脱か

公開日: 更新日:

 開幕31試合目での“終戦”となった。

 楽天が6日の西武戦で大敗し、自力優勝の可能性が消滅。昨季、最下位に沈んだロッテの37試合目を上回る早さでペナントレースに黄信号がともった。

 昨季は前半戦に首位を独走していた楽天。後半の失速で3位に終わったものの、AクラスをキープしてCSファーストステージを突破した。昨季と比べて大きな戦力ダウンがないことから、今季開幕前には上位予想した専門家も多数。岸、則本、美馬といった先発陣の駒が揃い、藤平ら若手の成長もあって評価は高かった。打線が助っ人頼みのままという部分が不安視されてはいたが、まさかの大苦戦である。

 ある関係者は「原因のひとつは梨田監督と佐藤投手コーチの関係にあります」という。佐藤コーチは星野副会長が「日本一の投手コーチ」と絶賛して招聘した名伯楽。昨オフ、星野副会長が自ら電話をかけてソフトバンクから引き戻した。しかし……。

「梨田監督と連携が取れていないともっぱらです。佐藤コーチはソフトバンク時代に“工藤監督とは相性が良くない”と言われたことについて『そういうのは一切ない。監督が何をやりたいかということに合わせるのがコーチ』と否定していましたが、梨田監督にはその『やりたいこと』がない。それが最大の原因。この不穏な空気が選手にも伝染しています」(前出の関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…