米紙が特集記事で警鐘…代表監督候補クリンスマンの悪評
日本代表の次期監督就任が有力視されるユルゲン・クリンスマン氏(53=ドイツ)の手腕を疑問視する声が世界からも聞こえてきた。
米全国紙「USA TODAY」は6日(日本時間7日)、2016年11月に米国代表監督を解任されたクリンスマン氏について、「今大会で16強入りを果たした日本のようなチームを率いる指揮官ではない」とする特集記事を掲載。クリンスマン氏は母国代表を率いて06年ドイツW杯で3位、14年ブラジルW杯では米国代表を16強に導いた実績を評価しながらも、ロシアW杯の北中米カリブ海予選でメキシコ、コスタリカ相手に連敗、地区予選2試合を終えただけで解任された。記事では米国が本大会出場を逃したのも「諸悪の根源は全てクリンスマンにある」と痛烈に批判している。
同紙によれば、米国代表の歴代最多得点記録(57)を持つFWドノバン(36=レオン)をメンバーから外して若手を抜擢するなど、大胆な選手選考を行ったが、単なる自分の好き嫌いでチームを編成したにすぎなかったという。
さらに、米国時代のクリンスマン監督は試合ごとに戦術をコロコロと変え、選手の間から不満が続出。テストマッチで結果が出ないと、「私が求めたものを実践できなかった」などとメディアを使って公然と選手を批判。不振が続く選手に関しては「故障しているため、本来のパフォーマンスを発揮できない」と、本来は公表を控えるべきチームの内情まで暴露して不評を買った。