5点差を追う九回裏に大記録を達成しても、逆転まで行かずに尻切れトンボでは盛り上がりもイマイチ……。
昨9日、ヤクルトの山田哲(25)が自身初のサイクル安打を達成した。初回の左前打を皮切りに、2ラン、二塁打とバットが止まらず、最も難易度が高い三塁打を九回裏に放った。
が、試合はヤクルトの負け。3点差という結果だけを見ればともかく、この日のヤクルトは攻守ともに目を覆わんばかりだった。巨人の8安打を大きく上回る14安打を放ち、5四球も得ながら5点止まり。守備では2失策の上、記録にならないミスもあった。その結果、泥沼の6連敗だ。
ヤクルトファンは山田哲の記録を肴にヤケ酒を飲むしかない。