リミットまで4日…BC栃木・村田修一の救世主は“ZOZO球団”
いまだに買い手がつかない。
BC栃木の村田修一(37)が25日、武蔵戦で3試合連続の本塁打となる同点2ラン。NPBから声がかからない中で、必死のアピールである。
昨オフ、巨人をクビになり、シーズン中の補強期限である7月31日まで残り4日に迫っている。戦力外直後は、中日、オリックス、楽天などが村田の獲得に興味を示していたが、入団は実現しなかった。オリックスはトレード期限の迫った今月、DeNAドラ1内野手の白崎浩之を獲得。昨季の日本シリーズでソフトバンクから本塁打を放った打撃力を買われた。松坂大輔を獲得した中日も、くすぶる高橋周平を二塁手と三塁手で粘り強く起用。森監督が本紙のインタビューで「もちろん優勝は目指す。でも、どっちかというとまず育てること」と語っていたように、助っ人以外の補強には消極的だ。
楽天は梨田監督が成績不振で電撃辞任。平石代行になって潮目が変わり、15勝9敗と勝率もいい。わざわざ空気を変える必要はないだろう。
村田本人も「NPBに戻れるとしたら、外国人選手の失敗や主力選手のケガ……チームがそういう状況のときでしょう」と言うように、自分の立場は分かっている。一方で、集客力というメリットがある。松坂がそうだったように、村田も栃木では大人気。主催公式戦での観客動員数は昨季より10試合早く3万人を突破した。