打率急上昇も球団方針変わらず 日ハム中田に根強い不要論
日本ハムといえば、ドラフトと育成が身上。生え抜きの若手を育て、実戦で積極的に起用することによってチームを活性化する。そうやって過去12年間でリーグ優勝5回、日本一を2度獲得している。
外野手の岡大海(27)を先日、トレードで放出したのも、同じ外野手で4年目の浅間大基(22)の腰痛が癒えたから。これと見込んだ若手を起用するためなら、ときには強引にそのポジションに穴をあけたりもする。
そこで、一塁手の中田翔(29)だ。
日本ハムは昨年のドラフトで清宮幸太郎(19)を獲得した。ポジションは本来一塁だが、少しでも起用の幅が広がるように外野にもチャレンジさせている。
現在は右肘の炎症でノースロー調整中。ケガが回復すれば再び外野に挑戦することになるものの、守備範囲や打球の判断や肩の問題などもあって、やはり一塁手がベストという判断が首脳陣の間で下されつつあるという。
とはいえ、中田がいる限り、一塁のポジションはふさがったままだ。