5点差から逆転負け 巨人"復帰と帰国"の助っ人問題浮き彫り
「来年まで契約が残っているマシソンはともかく、今年で契約が切れるカミネロは、二軍で選手や関係者などと握手して回っていたから、もう戻ってこないのではないか。年俸は2.2億円と高額だし、このまま退団の可能性もあります」(二軍関係者)
■“火種”投入せざるを得ない打線事情
一方でこの日、2カ月半ぶりにアレックス・ゲレーロ(31)が一軍に復帰した。コンディション不良のため、6月15日に登録を抹消されていたが、「6番・左翼」でスタメン出場。3点リードの五回に望月の150キロの直球を左中間席へ運んだ。しかし、1点を追う九回1死一塁、一発が出れば逆転サヨナラの場面では併殺打に倒れた。
ゲレーロは二軍に在籍していた7月の練習日に由伸監督との面談を拒否。チーム内外に波紋を呼んだ“問題児”だ。「挨拶も返してくれない」とゲレーロが嘆くほど、同僚のマギーらは指揮官への“造反”行為を快く思っていない。今さらそんな“火種”を投入しないといけない「打線事情」、本当に必要な助っ人が復帰できない「助っ人事情」がこの日、浮き彫りになった。