「ブリオベッカ浦安は『第二の読売クラブ』です」
千葉県浦安市を本拠地とする関東社会人リーグ1部ブリオベッカ浦安。2016年にアマチュア最高峰のJFL(日本フットボールリーグ)に昇格したが2シーズンで関東1部に降格した。今季はJ2讃岐元監督の羽中田昌氏を、ヘッドコーチにJ2栃木やJ3秋田でコーチを務めた鈴井智彦氏を迎えた。後半戦からTD(テクニカルディレクター)の元日本代表DF都並敏史氏が守備コーチを兼任。再起をかけて戦ったが2日のVONDS市原戦は2―3の惜敗。5位(6勝2分け7敗、勝ち点20)と中位に低迷している。9日の東京ユナイテッド戦、17日のジョイフル本田つくば戦のホーム2連戦に「全精力を注ぐ」と意気込む都並TDにJ入りを目指す地方クラブの現状を聞いた。 (構成・六川亨=元サッカーダイジェスト編集長)
都並TDと浦安との関わりは、今から30年前までさかのぼる。中学時代からの親友で読売クラブ(現・東京V)ユースの同期だった元浦安監督の斎藤芳行氏(現U―18監督)からの誘いだった。
「増田(康行)さん(現・浦安スポーツディレクター)と斎藤がコーチを派遣する会社を立ち上げた際、株主となったのがきっかけでした。増田さんも読売クラブ出身。(浦安の前身)浦安JSCの監督でした。