監督と高野連がピリピリ U18吉田輝星を取り巻く超厳戒態勢
■監督と高野連のトップ会談
だからだろう、永田監督はこの大会中、吉田の登板日に関しては、「ぎりぎりまで状況を見て」などと慎重な発言に終始。この日の試合後も韓国戦の先発については決定しているとしながら、投手起用について「(大阪桐蔭・根尾ら)野手登録選手も含めて9人で考えたい」と、吉田が登板するかどうかも明言しなかった。
吉田自身も合宿期間中、永田監督から「しっかり疲れを抜け」と言われたことを明かしている。
「慎重になっているのは大会の主幹である高野連も同じです。U18が終了した後には金足農のエースとして9月30日に開幕する福井国体にも出場する予定。吉田の調整、起用に関しては永田監督ら首脳陣の考えだけでは決めていない。高野連と協議しながら、慎重に進めています。8月31日の宮崎選抜との壮行試合も1イニングのみの登板になった。吉田が体に少しでも異変を感じれば、登板回避することも十分考えられる。本気で勝ちにいくなら、吉田をどんどん使わない手はないが、現場は難しい舵取りを強いられています」(前出の放送関係者)