大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌
■ポルシェで送迎
ファイナル出場の意義について、テニスジャーナリストの塚越亘氏が言う。
「1年間で成績を残した選手だけが出場できる、ステータスな大会。出場すれば間違いなく選手としての格が上がります。世界のエリート8名によるリーグ戦、夢のカードの真剣勝負が毎日あります。それとともに、普通の大会と違ってお祭りのようなエンタメ性を重視した大会でもあり、スポットライトで選手を照らすなど、まるでショーのようです。また、選手は超がつくVIP待遇を受ける。男子のファイナルはオーダーメードスーツですが、女子の場合、一流デザイナーが仕立てた高級ドレスでランウエーを歩きます。まさに究極のテニスイベントなのです」
これらのイベントは国内随一の高級ホテル「マリーナベイ・サンズ」で行われ、選手の多くがこのホテルに宿泊する。
開催期間中、スイートルームのひとつは1泊約6500ドル(約73万円)の値がついていた。シンガポール開催の初年度2014年は大会スポンサーだった高級車のBMWで選手を送迎。今年、自動車メーカーのスポンサーはポルシェになっている。