「猛打賞」って言葉を少年野球にまで使っていいもんか?
それでも少年野球に至るまで、3安打したら「猛打賞~!」と実況しちまうクソアナウンサーが後を絶たないってことは、どうやら3安打固め打ちを、ま、そんな賞はもらえないんだけど「猛打賞」ってことにしとこうと、「3安打固め打ち~!」じゃ長いし、ベロがもつれるとまじいから「猛打賞~!」って呼ぼうと、なんとなく「流れ」で言うようになって、その「流れ」にほかのメディアも倣ったト。へえ。
……野球少年に、「猛打賞だよ、あげないけどね」って、イッチョマエの大人として、なんだかなあ? こっ恥ずかしくねえか? せめて、河川敷リトルリーグの閉会式で「表彰状、江戸川下リトル、下川くだる殿、あなたは決勝戦で3安打を打ちました。ここに猛打賞として表彰します」って賞状ぐらい渡してやんな。今じゃパソコンソフト使やぁ、表彰状ぐらいド素人でも印刷できるだろが。
ト、そこで、日本に来たばかりで日本語が片言のアメリカ人に、
「インジャパンにゃ、モウダショウってのがあるんだぞ、アメリカにゃ、ねえだろ?」
と片言英語で自慢すると、
「オウノ~、アメリカでもやるよ」
「うそ言え、猛打賞は日本だけだ」
「チャイナでもやるよ」
「そりゃモーターショーだ、バキヤロ!」