青木功会長が原因 スポンサー激怒で高額賞金大会が消える

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 主催者にとって一番大事な表彰式がカットされたのだ。

 ちなみにインターネット放送はJGTOの独断で決められ、ISPSには簡単な通告があっただけだ。

「私に放送内容の相談もない上に、大事な表彰式まで無視された。一体何のために6億円(賞金と運営費を含む)もの大金を投じてスポンサーになったと思っているのかと言いたい。私は東南アジア諸国とビジネスだけでなく、スポーツ、医療、文化などの支援を通じて深い交流がある。そんな中でタイのクロンパ選手が優勝したことはタイにとっても名誉であり、うれしい。それを一切放映しないとあっては、スポンサーになった意味がない」

 半田会長は怒りが収まらずに、ついに来季の3大会中止を決断したのだ。

 ゴルフ大会はスポンサーが提供する賞金と運営費で成り立っている。その大事なスポンサーをすっぽかして、全米オープンのラウンドリポーターを優先した青木会長の対応は問題が大ありだ。主催者をないがしろにして怒らせ、試合を増やすどころか試合を減らし、JGTOや男子プロに大きな損害を与えた青木会長はどう責任を取るのだろう。
(ジャーナリスト・宮崎紘一)

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