巨人・原監督は丸との両取りを狙うが…FA炭谷争奪は大苦戦
3度目の登板となった原辰徳監督(60)は、4年連続V逸の泥沼に沈む巨人再建の活路を補強に求める方針だ。
1日、宮崎で始まった秋季キャンプでは、第1クール2日目にして紅白戦をやった。滞在19日間で実戦は計7度(8日の日米野球を含む)というスケジュール。現有戦力と若手のレベルを把握するのが目的だという。この日は、紅白戦に先発して3回1安打無失点だった左腕・田口の投球を満足そうに見つめていたが、その一方で、日本シリーズ後に交渉が解禁されるFA選手の調査を水面下で続けている。
「FAで広島の丸(佳浩=29)、西武の炭谷(銀仁朗=31)の両取りを狙っている原監督ですが、現時点でまだ権利の行使がはっきりしない丸はともかく、FA宣言が確実な炭谷に関しては、苦戦しそうな気配です。炭谷取りに動いている楽天の石井一久GMが、かなりの好条件を用意して口説くそうですからね。石井GMと炭谷は西武時代の同僚。炭谷が高卒3年目を迎えた2008年からバッテリーを組み、投げながら配球を教え込んだのが石井GMです。楽天は炭谷に、100試合以上のスタメン起用を保証するという話も出ていますよ」(パ球団編成担当)