ユ・ソヨンは傲慢イメージから敵も多い攻撃的プレーヤー
当時のコーチはカリスマで知られるハン・ヨンヒ監督。ソヨンの強みは、短時間で集中的に練習を行い、みるみる上達するなど吸収力が速かった。
●連続タイトル逃し
08年韓国新人王レースは当初ソヨンがリードしたが、後半戦で失格もあってライバルのチェ・ヘヨンに追い抜かれた。
翌09年は4勝をマークして、「賞金女王間違いなし」と韓国マスコミが太鼓判を押した。
ところが、前半戦に痛めた手首のケガもあって、後半戦は精彩を欠き、5勝のソ・ヒキョンに逆転でタイトルを奪われてしまった。
「フィールドのスーパーモデル」と呼ばれたソ・ヒキョンとは11年全米女子オープンでも直接対決。決着はプレーオフにもつれ、3ホール目にヒキョンを下しリベンジを果たした。
●マイ・ウエー
「ソヨンは一見、傲慢な印象を与えますが、それは彼女のプレースタイルからくるものでしょう。非常に攻撃的、前向きな性格で、他人のプレーには一切無関心です。もちろん同伴競技者に迷惑をかけませんが、自身のプレーに没頭する。人の視線を一切気にせず、老練な感じがします。だから、全米女子オープンで負けたソ・ヒキョンは、ソヨンは自分勝手と激怒して、韓国では話題になりました」(韓国ゴルフ記者)