若手女子プロの台頭はJGAコーチの綿密な指導の成果だ
世界の強豪国は優れたヘッドコーチが中心になってチームを組んで、ゴルフスイングを科学的に追求し、フィジカル面の専門家と連携しながら強化にあたっている。ようやくJGAもジュニア育成に本腰を入れたわけだ。
■強化に最新分析システムを採用
現在、ジョーンズ氏が取り組んでいる強化プログラムは、従来の主観的なものに頼りがちだったものを、心技体すべてにわたって客観的に評価し、選手に最適なプログラムを提供するというものだ。
高校を出てプロになり、1、2年でシード権を取得した女子選手を見ていてまず気がつくのは「スイングプレーンからはずれない」ということだ。
体が小さくても、決してバックスイングを大きく振りかぶったりはしない。オンプレーンの再現性の高いスイングをしている。
最新分析システムを使って強化選手のスイングをチェックしながら、ジョーンズ氏が重要視しているのは次の3点だ。
(1)再現性の高いスイングであること。