金子&岩隈めぐり三つ巴…「自由契約」争奪戦ヒートアップ
FAだけでなく、「自由契約組」の争奪戦もアツい。前マリナーズの岩隈久志(37)、2日に自由契約として公示された前オリックスの金子千尋(35)である。
同じ先発右腕であるこの2人を巡って、複数球団が獲得を目指している。
「岩隈は巨人、金子は楽天が最も獲得に力を入れているといわれていたがここにきて、楽天の金子へのトーンが落ち気味になっている。楽天周辺では、『以前から調査を継続してきた岩隈取りに、本腰を入れ始めた』との声が聞こえてきます」(球界OB)
そんな巨人と楽天を横目に、日本ハムが虎視眈々と金子獲得を狙っている。日ハムは今季10勝をマークした助っ人右腕のマルティネス(28=年俸2億円プラス出来高)と保留者名簿提出期限の11月末までに契約延長に至らず、いったん自由契約にせざるを得なくなった。
「日ハムはマルティネスと交渉を継続していきますが、今オフは先発投手陣の強化が大きなテーマになっている。岩隈の調査も進めたほどです。ただ、気になるのは巨人の動き。巨人が岩隈取りに失敗すれば、金子に方向転換する可能性があります。それこそカネに糸目をつけないでしょう」(前出の球界OB)
両右腕を巡る三つ巴の争いはますます激しくなりそうだ。