全豪8強以上の期待も…錦織圭の今大会の敵は若手ズベレフ
塚越氏が続ける。
「ジョコビッチやナダル(32=同2位)、フェデラー(37=同3位)らは徐々にだが、力は落ちてきている。むしろ怖いのは、全体的に伸びてきている若手です。特にファイナルズで優勝したズベレフ(21=同4位)は、まだまだ成長する。現時点でも、198センチの長身から放たれる高速サーブで常にゲームの主導権を奪える。フォアハンドはスピンが利いて、バックハンドの威力もある。フットワークもよく、欠点が少ない」
錦織は昨年、アンダープレッシャーのランクでツアートップ(253・3)だった。これはブレークポイント奪取率やブレークPを握られた時の回避率、タイブレークと最終セットの勝率から求められるもの。いかにプレッシャーに強いかを表す数値だ。
「錦織はズベレフのように簡単にエースを奪うことはできません。ピンチに立たされても相手と戦いながら弱点を見つけ、そこを突いていく。そのスタイルは今季も変わりません」(塚越氏)
今季は大坂なおみの脇役はごめんだ。