雄星「4年60億円」の反動懸念 “温厚”シアトルでも痛い目に

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「菊池が代理人をボラスにしたのは、大型契約が欲しかったから。メジャーで選手の実力を判断する指標は、一にも二にもカネだと考えているのでしょう」とは前出の代理人関係者だ。

 そんな菊池は移籍にあたって、大都市を本拠地にするヤンキース(ニューヨーク)やドジャース(ロサンゼルス)などの人気球団を選択肢から外したらしい。

■ブーイングやバッシングを恐れた

「いわゆるビッグマーケットをフランチャイズにする球団は、地元メディアやファンの関心度が異常なほど高い。活躍すれば救世主とばかりに持ち上げる半面、期待を裏切った時の反動はハンパじゃない。スタンドのファンの激しいブーイングや地元メディアによる辛辣なバッシングにさらされることになる。菊池はそれを恐れたのでしょう」(同)

 マリナーズはイチローをはじめ、これまで多くの日本人選手がプレーしてきた。長らく筆頭オーナーを務めた任天堂の影響力もあり、日本人選手にとっては居心地のよい球団といわれる。ファンやメディアもニューヨーク、ロサンゼルス、ボストン、シカゴといった大都市を本拠地にする球団と比べれば温厚だ。それゆえ菊池はマリナーズを選んだようなのだ。

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