雄星がサイ・ヤング賞“大穴”に…本当の評価と西武OBの不安
「大谷(エンゼルス)は去年のこの時期、温暖なアリゾナで順調に調整するも、オープン戦に入るとボールに指がかからず、修正に苦労した。修正能力の高い大谷ですらそうなのだから、菊池はどうなるか……」とは前出の三井氏だ。
ただでさえ遅咲き、適応力や修正能力に乏しい菊池が、新たな環境のもと、大きくて滑りやすいメジャー公認球や硬いマウンドを手の内に入れなければならない。しかも舞台は、場所によって温度や湿度が極端に異なる広大な北米大陸だ。1年目から過度の期待は禁物ではないか。