中日・根尾には荒木ら2軍若手コーチの指導がプラスになる
プロ野球のキャンプが始まった。
今年も宮崎、沖縄へ取材に出掛けるが、今はまだ名古屋にいる。こちらのメディアではやはり、中日のドラフト1位・根尾昂(18=大阪桐蔭)の情報量が圧倒的だ。まだ実戦も始まってない段階で、よくもまあ報じる材料があるものだ、と皮肉半分で感心してしまう。新人だろうとベテランだろうと、この時期に「いいの悪いの」と論評することに意味はない。
だから私は、中日のキャンプを訪ねるのは、今月22日以降としている。実戦に入ってから、根尾を判断したい。素晴らしい才能を持っていることは間違いない。それを、試合で発揮できるか、がプロのすべてだ。
■2軍スタートの方がいい
その根尾は今、二軍でキャンプを送っている。自主トレで右足を肉離れし、発表されていた一軍スタートが撤回された。むしろ、よかったのではないか。今年から中日の二軍コーチにはフレッシュな人材が集まった。現役を引退したばかりの荒木が内野守備走塁、浅尾が投手コーチに就任。打撃コーチを務める森野も指導者2年目で、まだ現役のイメージが強い。