“無反応”根尾と“饒舌”吉田 新人研修会で再会するも好対照
好対照だった。
11日、都内でNPB新人合同研修会が開かれ、中日1位の根尾昂(大阪桐蔭)、日本ハム1位の吉田輝星(金足農)らが出席した。
講習会は朝10時から夕方5時まで約7時間にわたる長丁場。思わず舟をこぐ選手もいる中、根尾は熱心に講師の話に耳を傾けた。中でも「暴力団の実態と手口」の講義を受け、「『身近な人でも善意と悪意の区別がつきにくい。危険がどこに潜んでいるか分からない』という話が印象に残った。野球選手としてはもちろん、社会人として恥ずかしくないよう、責任を持ってやらないと」と終始、真顔で振り返った。
一方、「結構難しい話だった。税金面とか金銭的な話がよく分からなかったです」と率直に話した吉田は終始、ちゃめっ気タップリだった。
昨年のU18では、チームメートだった根尾やロッテ1位の藤原恭大(大阪桐蔭)らに「太った」とからかわれ、5キロほど減量した姿を披露するのを楽しみにしていた。研修会の休憩中に根尾と再会するも、吉田は「全然反応なかったです」と苦笑い。その“仕返し”にと、根尾の伸びた髪形をイジり返したが……。