中東に出掛けて“接待サッカー”をやったことを思い出した
しかし今回、テレビ画面の中のチームは別モノだった。中でもアジアカップを制したカタールは、カウンターとパスサッカーを使い分け、実に洗練されたチームだった。
ベトナムやタイなど東南アジア勢のレベルアップぶりも目に付いた。
アジアカップの森保ジャパンは準優勝に終わった。成績自体は及第点と言っていい。しかし満足できる試合内容は、準決勝でイランを破った試合くらいだ。なのに決勝に進んだことでメディアは「よく頑張りました」の一点張り。森保ジャパンの問題点が、あぶり出されることはなかった。
アジアの総体的レベルが上がる中、日本サッカーの停滞感を感じないではいられない。現状打破のためにサッカー関係者全員で知恵を絞りたい。