矢野監督が守備力評価 阪神ルーキー2人に開幕スタメンの目
攻撃陣に目を移せば、ドラフト1位外野手の近本光司(大阪ガス)、同3位内野手の木浪聖也(ホンダ)が目立った。ディフェンスを重視し、特にセンターラインの強化を強調していた矢野監督の方針を考えれば、近本が中堅、木浪が遊撃のレギュラーポジションを獲得する可能性もあるのではないか。矢野監督はそれくらい、2人の守備力を買っていた。
4番についてはこう言っていた。新外国人としてメジャー通算30本のマルテを獲得したが、「もちろん期待はしていますが、毎年毎年、外国人に頼っているのではチームは安定しない。マルテが5番、6番で使えるようになればいいんですけどね」。4番は3年目の大山悠輔が本命と見た。
昨年は最下位。これ以上の下がないわけだから気は楽じゃない、と水を向けると「みなさん、そう言ってくださるんですけど……」と矢野監督は苦笑い。先発陣の層が厚くなったことを考えれば、阪神ファンにとっては楽しみなシーズンになると思う。